2011年1月19日水曜日

Samsung Galaxy バイラルビデオ

Samsung Galaxy バイラルビデオが巧妙。
以前紹介した
修正テープ「Tipp-Ex」のプロモーション映像と手法は同じだが、さらに企画が凝られている。


店内にいる5人から1人をヒーローとして選び、Samsung Galaxyを使ってスーパーに押し入った強盗から救ってもらうというストーリー。
YouTubeのアノテーション機能で、クリックした人がヒーローになる映像につながる仕組みとなっている。

グーグル株式会社のマーケティング ディレクターが講演で、ブランドは「企業が広告するもの」から「消費者がエンターテインメントするもの」へと変化し、それによって企業と消費者との間にポジティブなエンゲージメントを構築することがマーケティングの中心になると指摘した。
まさしくアノテーション機能はユーザーとの対話を図り能動的な参加を促すことのできるギミックになっており、今年は広く浸透しそうだ。




ちなみにGALAXY Tabでは、キム・ヨナがイメージキャラクターに起用されている。
これは好感度が急上昇しそう。


Galaxyは日本でもかなり売れている。
韓国政府は自国の文化をアジアに浸透させるために莫大な予算をかけ、日本においても毎年電通に数百億の宣伝費が支払われているとのこと。
かつての米国がハリウッド映画を輸出し、自動車やコーラ、ジーンズなどの製品を世界中に広げていったように、「国家レベルでエンタメと製品の輸出の一体戦略を推し進めている」との見方まであるという。
ブランド信仰の強い日本人も、韓流スターやK-POPブームで障壁が薄れ、韓国製品のシェア拡大が見込まれており、世界市場を視野に世界共通のメディアで勝負するSamsungの勢いは留まることがなさそうだ。


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