2011年1月17日月曜日

まんが日本昔話しの初DVD化にあたって驚いたこと

「坊やーよい子だねんねしな」でおなじみの『まんが日本昔話』が初DVD化されるそうだ。
子供の頃毎週見ていた世代には非常に懐かしい。


その『まんが日本昔話』を調べてみると意外なことが分かった。
なんと、森進一の「おふくろさん騒動」を勃発させた、作詞家の川内康範氏が番組の監修に携わり、その娘で童話作家である川内彩友美が番組を企画していたというのだ。
番組内で使われた音楽にも川内氏の甥である北原じゅん氏の音楽が使用されていたという。
そして「坊やーよい子だねんねしな」というオープニングソングの作詞は川内康範氏、作曲は北原じゅん氏なのである。

川内氏といえば「おふくろさん騒動」で怒り狂っている姿と耳毛が長いということしか知らないので、これには驚いた。
ちなみに、耳毛が長いのは意図的なもので、テレビ番組で「長寿の印、達磨大師にあやかって(人に勧められて)伸ばしている」と語っていたそうだ。余談まで。

その川内氏だが、1984年のグリコ・森永事件で、週刊誌上にて犯人に対し「私財1億2000万円を提供するから、この事件から手をひけ」と呼びかけたり、竹下登と誕生日が同じで長年竹下邸で合同誕生会が開かれていたり、晩年には国民新党顧問に就任したりと、音楽以外でもかなり広い交友関係と影響力を持っていたとみられ、とても『まんが日本昔話』の監修者と同一人物とは思えない。
そんな予備知識があると、『まんが日本昔話』の見方も変わってくるかもしれない。


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