2010年12月28日火曜日

過去10年間でインターネットによって殺された14項目

米国Newsweekが、過去10年間でインターネットによって殺された14項目を選定した。
(引用:
ロケットニュース24

興味深いのでメモしておく。

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【1】9時から17時までの勤務時間
午前9時から午後5時に終わる勤務時間は既に崩壊しているが、スマートフォンによってさらに、「ナイントゥーファイブ」は減ってきている。なぜなら、職場の上司が、早朝、夜遅く、週末にもEメールで部下に指示することができるから。

【2】レンタルビデオ店
米国ビデオレンタルチェーン店「ブロックバスター」は25年前にオープン後、3000の支店を出すなどで急成長したが、2010年9月に破産した。 インターネットを通じて映画を観覧することができるようになった人々があえてレンタルビデオ店まで行く必要がなくなったためだ。

【3】集中力
最近学生たちの注意が散漫になっている理由は、インターネットが原因と指摘する学校が増加している。 一例だが、学生たちは本読むことよりもソーシャルネットワーキングサイトに接続する時間が多くなっているという指摘だ。

【4】礼儀正しい態度
インターネット企業らが成し遂げた革新の一つの「オンライン匿名性」。これは相手を尊重しなければなければならないと考える人々の気持ちを不便にしてしまった。 ニュースのコメントに毒舌を吐き出す一般人から、有名人らのおかしな写真をアップしてバカにするブロガーまで悪い習慣を持ったネット利用者はいわゆる「礼儀正しく意見の相違を表現する技術」を投げ捨ててしまった。

【5】CD
MP3、ナップスターなどオンラインファイル共有ソフト、アップルのiPodなどの登場により、CDはフリーマーケットでさえも見ることはなくなった。

【6】電話帳
以前はピザの宅配を頼むためには厚い電話帳が必要だったが、今はインターネット検索を通じて解決される。

【7】手紙
地理的に遠く離れている恋人たちが互いに連絡する方法の中で、手紙は優先順位から随分下がっている。 現在は恋人たち別れの宣言もFacebookのステータスアップデートの変更で簡単に解決する時代になった。

【8】休暇
全世界どこででも同じウェブサイトに接続が可能になり、インターネットと共にする休暇となった今、これが真の休暇と言えるのだろうか。Eメールがなかった以前はBlackBerryではなく、本一冊を手に持ち、休養地で休暇を楽しむことができた。

【9】プライバシー
ニューズウイークのある記者がセキュリティ企業にネットを通じて自身に関する情報を探すよう依頼すると30分後に社会保障番号(Social Security number)を捜し出すほど個人情報のセキュリティが脆弱だった。 本当に怖いのは、この記者のオンライン上の情報のかなりの部分が嘘だったという点だ。

【10】事実
インターネットは安い費用で広範囲な情報を提供できるメリットがあるがバラク・オバマ大統領がイスラム教徒といった偽りの情報も溢れ出ている。そして、 かえってこのような偽りの情報が注目を浴びたりもする。

【11】ポラロイドとフィルム
ポケットに入る小さなデジタルカメラによって暗室と写真専門店がなくなったのが理由だ。

【12】百科事典
昔は国立図書館などに重い百科事典があったが、ウィキペディアなどの登場によりこれ以上必要がなくなった。百科事典以外にもほとんどの印刷媒体がインターネット登場により困難に直撃している。

【13】卒業アルバム
卒業アルバムが消えはしないだろうが、確かに販売が減っている。 多くの学校らがfacebookなどを活用してオンラインカタログを作っている。 さらに卒業アルバムだけを専門にするオンラインサイトまで登場した。

【14】ストリップショー
インターネット接続を通じて成人だと主張すれば誰でも見ることができるようになったポルノ写真やビデオ。これによってストリップショーや成人用映画館が順次消えている。
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なかなか興味深いが、アメリカと日本では様子が違っているかもしれない。
例えばレンタル業態については、日本ではまだまだ勢いがある。
未来型サバイバル音楽論内で音楽評論家の津田氏が書いているが、地方には娯楽がなく、CDを借りに行けば返しにいかなければならず、そのようなショップまで足を運んで買物することが文化的なサイクルになっているという。
また配信より断然レンタルの方が日本では安いという点も忘れてはいけない。


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