2010年6月5日土曜日

CD買うより携帯ダウンロードのほうがエコ by NTT

楠見タケヒロBlogの「音楽ダウンロードはホントにエコ???」というエントリーより。

先日、docomoのCMが放映中止となった話しをあるミュージシャンの方から聞きました。
それはイチロー選手が「CD買うより携帯ダウンロードのほうがエコ」という台詞を言っており、
音楽関係者からバッシングがtwitterなどで多数見られ(俗にいう「フルボッコ」状態)、早急に対応した結果らしい。

そう言えば以前見た気もする。
ということでYouTubeを探したらありました。

動画

先のエントリーでは本CMに対して下記の警鐘を鳴らしている。

時代が流れれば、消える職種があるのは致し方ない。しかし、それはある企業の「利益追求」のためにあってはならないと思う。
CDショップが徐々に減っていくことは仕方ない。しかし、ある企業、しかも社会的責任も果たされる大企業の利益追求のために、CDショップの売上が減るようなことがあってはならない。
それによって、才能溢れるアーティストの音楽活動が経済的な事情から立ち行かなくなるとしたら、多くのファンが失望してしまうだろう。

確かにこのNTTのCMはひどい。
そもそも、これはコーズマーケティングになっていない。
自身の事業に合わせたソーシャルマーケティングを狙っているのだろうが、ソーシャルマーケティングは利益が表だっていては消費者に届かないだろう。

このCMは、消費者と訴求サービスのブリッジとしてECOというワードを利用したが、ライフスタイルの提案やECOの啓蒙が上辺で軽すぎる。
なんの理由や説明も無くマスメディアを利用して一方的にNTTのサービスがECOだと言い切る様は、首都圏の駅に出没する偽募金活動団体と似ているようにも感じてしまう。

どちらも喧伝している事に踊らされず、そして一瞬の自己満足に流されず、きちんと本質を見極めて、然るべき方法でECOや募金活動をしたいものである。


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