最新屋外広告デジタル・ナンバープレートは実現するか

渋滞中に広告や好きな野球チームの名前を表示できる「デジタル・ナンバープレート」

（出典：Gigazine）

アメリカで、自動車の後部のナンバープレートをスクリーンにし、渋滞時などに後ろの車に向け広告を表示することにより、州の収入とすることが検討されているとのこと。

走行中は安全のため通常のナンバープレートのように車のナンバーを大きく表示するが、渋滞や赤信号などで4秒以上停止すると、後ろの車に向けて広告を表示し始める。
広告主は州の車両登録部局から広告スペースを購入することになるようだ。

この「デジタル・ナンバープレート」を開発した会社の社長は
「これは自動車を動くビルボードにしようということではなく、ドライバーが優良な組織（広告主）に対する支持を表明するプラットフォームを作ろうという発想なのです」
としている。

脇見運転やナンバー偽装など様々な懸念もされているが、安全確保が守られれば、多大な広告収入を得られるチャンスである。
デジタルサイネージ化し、運転している場所や時間によって掲載される広告を変化させる事もできるだろう。
特に日本は渋滞天国なため、約8,000万台ある車がメディア化されれば大幅な増収になるだろう。
安全に対する世論が厳しい日本では、「デジタル・ナンバープレート」の普及は難しいだろうが、とても興味深い。

ただ日本では、このような場合、ETCやIC免許などの様に管理する財団法人が設立され、警察との癒着、そして官僚の天下りの巣窟となるだろう。
増収による税金の軽減どころか、警察との癒着や一部の人達が潤う仕組みになってしまうのだから困ったものだ。