紀伊国屋書店、電子書籍販売に参入
(出典)ITmediaNews
紀伊国屋書店が9月にiPhone&iPadアプリをリリースし電子書籍販売に参入するようだ。
さらには、スマートフォンのみならず、メモリーカードにコンテンツを収納して店頭販売する計画もあるようで、「書店発の電子書籍流通モデル」の確立を目指すとしている。
既に、業務提携している凸版印刷のみならず、講談社、小学館、集英社、角川グループなどの出版社が賛同しているとのこと。
apple、AMAZON、Googleなどが出版社と牽制しあっている中、小売店による電子書籍販売への参入は興味深い。
幸運な事に、日本ではまだiTunesのような電子書籍配信のプラットフォームは確立されていないのでチャンスともいえる。
しかし裏を返せば、JASRACのような著作権の管理団体がないため、非常に手間がかかるというのも事実だろう。
出版業界に先駆けてデジタル化が進んでいる音楽業界では、すでにタワーレコード、HMVともに音楽配信事業から撤退している。
果たしてこれは今後の出版業界を暗示する出来事なのか、それとも反面教師として活かすことはできるのか。
先日のエントリーでも触れたが、インターネットのスピードやインターフェースを考慮すると、情報誌やファッション誌などオンラインビジネスと親和性の高い雑誌、そして「漫画」のポテンシャルは非常に高いはずなので、期待したいところ。
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