2010年6月7日月曜日

勝ちバナーは価値があるのか

(出典)MarkeZine

インターネット広告会社のNIKKOとGMOクリエイターズネットワークが、バナー広告効果最適化ソリューション「勝ちバナー」の販売を開始した。
クライアントの広告に合ったバナーを多数用意し、ネットワーク型広告を用いて様々なメディアや時間帯でランダムに配信後、一定期間に露出効果の高いバナーを自動選別して優先掲載を繰り返してバナーの淘汰を行い、低価格で効果的なバナー広告の制作・露出を実現するとしている。


要するにデザイン違いのバナーがランダムに露出され、ユーザーの反応に合わせて次第にクリック率の高いバナーが優先して露出されるようになるという事なのだろう。
WEBマーケティングではトライ&エラーが重要であり、さながらAKB48総選挙のように、ユーザーに選んでもらい淘汰させていくのは自然だし効率的だ。
なかなかユニークなメニューである。

ただクライアント側としては、媒体費とデザイン費を払って試験運用されているようにも受け取れてしまう。
様々な業種の広告で効果測定を行い研鑽している広告会社であるならば、クライアントの「目的」「訴求内容」「ターゲット」などの狙いに対して、知識と経験から「広告の種類」「メディア」「時間帯」「デザイン」について最良の企画を提案してほしいものだ。
これでは逃げ道をつくっているようにもみえるし、プランニングの手を抜いているように思えてしまうのは気のせいか。

ユーザーにより取捨選択されるのも良いが、なんか味気ない。
予想もしなかった反響が出るような価値ある広告をつくって勝ちたいものである。


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