2010年3月14日日曜日

【BOOK REVIEW】絶対の決断

絶対の決断 (著)渡辺喜美



みんなの党の党首である渡辺喜美氏が、先の選挙以前に書き下ろした本。


著者のマニュフェストと信念をベースに、自民党を離党した決意などが語られている。
また、政治家と官僚の関係値、官僚の保身とズル賢さ、政治家のしがらみ、行政のあり方への疑問などが赤裸々に綴られており、その腐敗さ加減に嘆きたくなる。

その中、改革を前面に打ち出し闘いを挑む姿、そして大きなリスクを抱え新しく党をつくった決断とパワーに感服する。
著者も二世議員だが、本書を読むと他の二世議員とは信念も大義も全く異なる事が分かる。

本書に書かれている提言や方向性が絶対正しいとは言えないし、改革はこれからだが、渡辺氏には初志貫徹で邁進していってほしい。
素直に応援したいと思えた一冊だった。


0 件のコメント: