Twitterマーケティング (著)山崎富美、野崎耕司、川井拓也、斉藤徹
WebのPRやマーケティングにかかわっている著者達がTwitterのマーケティング活用を検証している本。
企業でTwitterを使用したPRやプロモーションを行うのであれば、一読しておくべきだろう。
本書では、各企業のTwitter活用事例やステータスが具体的に公表され、またコミュニケーション方法や気をつけるべき点なども明示されているため、活用を悩んでいる企業のマーケティング担当者には有益な参考書となっている。
ただ日本企業でのマーケティング活用はごく最近であるため、主な事例はアメリカ企業であり、文化特性や国内マーケティングの背景を考慮したアプローチを検証する必要はある。
本書を読むとTwitterによる顧客コミュニケーションは企業の目的により様々である。
だがTwitterの特性からか、多くの場合、最低限のルールと企業イメージを壊さない前提であれば、個性をつくり親近感を醸成し、積極的にコミュニケーションを図ることが推奨されている。
しかしこれは、企業規模が大きくなるにつれ、そして企業イメージが確立されているほど、なかなか覚悟のいる事である。
また経営者が音頭をとれればベターだが、人的リソースやカスタマー対応のリテラシー、多くの企業でみられる縦割組織によりスピード感が出せないなどの、問題も発生してくる。
以上の事を踏まえると、実は新聞折り込みされているような商店街や商業施設、さらには求人募集など地域密着型のプロモーションとしてポテンシャルがあるように思われる。
新聞宅配数が激減する昨今、折り込み広告をTwitterに移行していく中に、ビジネスチャンスはあるのではないだろうか。
地域密着型のメディアやリクルート社などは検討しても良いのでは。
参考までにアカウント集を転載しておく。
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