2009年10月3日土曜日

オリンピック開催地決定の裏側で起きているイノベーション

2016年のオリンピック開催地がリオデジャネイロに決定。

ブラジルは2014年のサッカーW杯に続く大イベントを手繰り寄せた。
意外だがオリンピックは初めての南米大陸開催となるそうだ。

そんなオリンピック開催地決定に一喜一憂していた頃、革新的なニュースが飛び込んだ。


なんと、電源コードを使わなくても薄型テレビなどのデジタル家電に離れた場所から電力を供給できる「ワイヤレス給電システム」を開発したとの事。
50㎝離れた家電に60Wの電力を高効率で供給できるらしい。

電源コードが不要になるこのシステムは非常に革新的で家電市場を一新させるかもしれない。
さらに、社会的に大きな変化をもたらせるイノベーションにつながるのではないか。

コンセントが不要になれば、テレビやオーディオ機器、冷蔵庫やレンジなどの常設家電の設置場所に縛りがなくなることで、家の構造や家庭内でのライフスタイルも変わってくるかもしれない。
家電設置場所をあらかじめ想定した間取りと電源の取り回し、さらにはコンセントのある場所に家電を設置するのが当然となっていた習慣を覆す事にもなるからだ。

また大きく変わることが予想されるのは、パソコンや携帯電話、デジカメなどのモバイル機器である。
過去に、携帯電話のプロダクト開発では電池の容量がネックで多くの機能付加が困難になっていると聞いた事があるがそれも解消できる。
無線LAN環境の広がりがノートPCやiPhoneの普及に寄与したように、ワイヤレス給電システムが様々なポータブル機器の使用シーンやライフスタイルを変化させることも十分に考えられる。
その内、無線LAN同様、月額制で充電スポットとかできるかもしれない。


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