足利事件、検察「大変申し訳ない」 無罪前提に異例の謝罪
えん罪が決定的になっている「足利事件」で、検察の次長検事が昨日記者会見を開き、「真犯人とは思われない人を起訴し、服役させたことを大変申し訳なく思っている」と謝罪した。
検察は再審前にもかかわらず、再審で無罪判決が言い渡されるように対応しているとのこと。
何とも不思議な流れになっている。
そもそも判決を言い渡す機関は裁判所であり、再審前なのに検事が判決について語ったり謝罪するのはおかしい。
法的に判決が決まってから正式に謝罪すべきだろう。
司法の決定を待たずにとったこの行動は、陪審員制度をにらんだパフォーマンスとしかみえないし、検察が有罪無罪を決めていると言ったおごりであるようにも思える。
司法の決定を待たずにとったこの行動は、陪審員制度をにらんだパフォーマンスとしかみえないし、検察が有罪無罪を決めていると言ったおごりであるようにも思える。
「最善の捜査を尽くしたもので、誤りでないことを再確認していただいた」
「捜査に携わった者として、感慨無量であります。当時として、最高、最善の捜査を尽くしたものであり、誤りでないことを再確認していただいたものと思っております」
などとブログで再審請求の棄却を喜ぶ感想を述べたそうだ。
それに対して釈放された当日に「謝罪すべきだ」「自白強要が最高最善の捜査なのか」「人の人生をメチャメチャにした責任を取れ」などの批判が集中し炎上した始末。
様々な所に波紋が及ぶのは当然の事で、むしろもっと多くの波紋を呼びメディアは正確に伝えてほしい。
ニュースは、いつかは熱りが冷め消えていくのだから、誰が悪いとか原因探しに走るのではなく、今後同じ過ちを起こさないためにどうすべきかの議論を期待したい。
0 件のコメント:
コメントを投稿