株式会社プラスインパクトが、スーパーに陳列されている生鮮食品(野菜・果物・パック食品等)の外袋に貼る値引きシールを広告活用すると言う新しいスキームを開発し、1月上旬からスタートしている。
一般企業がひとつの商品に付き30円の値引き分を負担する代わりに企業広告を貼付し、少しでも安く消費者に商品を提供できる“消費者還元型”の広告サービス。
消費者の買い控えの中、スーパーにとっては値引き限界価格をさらに下回る価格設定が可能に、広告主である一般企業にとっては主婦層向けに的確な広告を打つ事が可能になるとしている。
広告は主に主婦層がメインターゲットとなり、30円の値引き額が表示されたシール内に、新製品の紹介やウェブサイトへの誘導などを掲載することができる。
また価格の一部を企業が負担することで企業のイメージアップ効果もあるとか。
スーパー側は負担なく値引きが可能になるので、値引き商品のラインアップ増加による集客・囲い込みが行なえるのでウィンウィンだ。
スーパー側は負担なく値引きが可能になるので、値引き商品のラインアップ増加による集客・囲い込みが行なえるのでウィンウィンだ。
現在広告費はマスプロモーションからセールスプロモーションへ大きく移行している。
特にポイントや値引き、商品棚の確保など店頭への支援費用が膨らんでいる。
メーカーも消費者とのコミュニケーションに対する費用対効果をシビアにジャッジするようになっており、効果が不確かなマスコミュニケーションよりも、売りに直結する店頭コミュニケーションが重要と位置づけているからだ。
だから店頭の媒体化の潜在需要は大きい。
反面、消費者は世の中にありふれている広告に対して敏感になっているので、広告と分かると割り切ってしまう傾向にあるように思う。
そう考えると今回のうれし〜る活用法としては、商品紹介のような広告ではなく、QRコードなどでウェブサイトに誘引し、値引きとの交換条件でアンケートや意識調査などの顧客情報を得たり、会員登録促進を図ることが良いかもしれない。
その情報活用こそがこれからの時代のマーケティングの大きなポイントになるはずだ。
そういえば、以前似たような広告手法で、サニーサイドアップが開発した卵に貼るシールが話題になったが、最近見なくなった。
広告が入らないだろうか。
果たして今回のうれし〜るは広がるだろうか。
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