今週月曜日からCMを除く民放の番組右上に「アナログ」マークが常時表示されるようになった。
これは2011年7月のアナログ放送の終了を周知するためだが、ブラウン管テレビの我が家では、イチイチ気になるのと、テレビ局側の一方的なプッシュ感で、非常に迷惑している。
背景には地デジ対応テレビの販売不調で、総務省や放送業界の地デジ普及目標計画に陰りが出てきたことが起因している。
当初昨年9月での世帯普及率50%達成を目指していたが、オリンピック特需も下火で、依然50%を達成していない。
民放各局のデジタル化への投資は1兆円を超えている。
そして今後普及が進まずアナログの延期となれば、設備投資の維持費が膨らみ負担が大きくなる。
だから民放各局も必至な訳だ。
現在、総務省はNHK受信料が全額免除の世帯に地デジ受信機を無償で配布しているが、地方の奥地に住んでいる人たち、年金暮らしのお年寄りなどへの対応は、今後更に検討が必要だろう。
また不景気で先行きが見えない中、地デジ対応テレビの購入促進は困難が続くことが予想される。
そのためか、2011年7月以降もCATVにてアナログ放送を受信できることが先日決定した。
ちなみに米国では2月17日にアナログ放送の停止が予定されていたが、延期になりそうだ。
地デジ受信機購入のため米国では割引クーポンを配布しているのだが、全世帯にはなかなか渡りきらないらしい。
いっそうのこと、日本も米国を真似して、全く前進しない定額給付金を地デジ給付金にしてみてはどうだろうか。
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