2008年10月27日月曜日

無料年賀ハガキの登場

ついに無料で出せる年賀ハガキが登場した。

50円切手付きハガキで、裏面は真っ白、表面に目立った広告もないが、圧着部をはがして中面を開くと企業の広告が掲載され、広告主が切手などの費用を負担する仕組み。 

なおハガキはWEBサイトで申し込む必要があるらしい。


  


広告主にとっては、個人間の年賀状というプライベートな媒体に広告掲載できるため、広告の保存率や開封率が高まるとしている。
さらに、ハガキ20枚につきワクチン1人分をNPO法人に寄付する仕組みになっており、CSR(企業の社会的責任)活動としての利用も期待するとのこと。

しかし広告により無料にするスキームもついに年賀ハガキまできたかと思うと正直驚く。

著作権などが絡む文化的な商品以外は広告収入により無料化できる可能性は秘めている。
例えば、「ゴミ袋」「箱ティッシュ」「トイレットペーパー」などの日用品については広告面も大きく実現性がある。

しかし、メールで新年の挨拶を済ませる時代に、広告入り年賀ハガキの需要はあるのだろうか。
むしろ、昔ながらの手書き年賀状が気持ちの伝わるツールとして見直される時代がやってくるとするならば、広告入年賀ハガキはその気持ちの伝達を半減させてしまうフィルターになってしまうのではないかとも思う。

無料年賀ハガキがデファクトスタンダードになるか、興味深い。


0 件のコメント: