2008年6月1日日曜日

出張で気にした新幹線の進化

写真出典:新型新幹線「N700系」の“顔”を生んだ「遺伝的アルゴリズム」の秘密

昨日は名古屋ダイアモンドホール、本日は名村造船所跡地にて開催される“GREENROOM FESTIVAL”へ。
そこで今回乗車した新幹線が最新型(もうだいぶ経つが・・)のN700系。

今更だが、鉄道のことを全く知らないので、この機に従来の新幹線との違いを調べてみた。

●起動加速度は新幹線車両として最高の、通勤形電車並みの2.6km/h/sで、およそ3分で270km/hまで加速。新幹線では停車駅が1駅増えるごとに所要時間はおよそ5分間延びるといわれているが、N700系では停車駅に新横浜駅が追加されたにもかかわらず、所要時間は4分短縮。標準到達時間を延ばすことなく品川と新横浜の両駅に全列車を停車させている。

●先頭の「エアロ・ダブルウィング」という形状が、先頭形状の長さを抑えつつ、微気圧波形状のピークを分けることで最大値を抑え、騒音の抑制と先頭車の定員確保に寄与。

●高性能の制振制御装置を全車両に設置し、振動を極力抑えるとともに、車両間に「全周幌」を新幹線の営業車両として初めて採用し、車両の連結面間を伸縮性のゴム素材でほぼ完全に覆ってしまうことで車体側面の空気抵抗と車両内外の騒音を軽減して省エネに貢献。その他、走行時のエネルギー消費も曲線での余分な加減速を不要とすることなどで、270km/h走行時の利用客1人当たりの消費エネルギーがそれまでの19%削減(改善)という省エネ効果を得ている。

●普通車座席の背もたれは高機能な新型のポリエステルクッション。従来のウレタンに比べて同じ体積で約20%軽く、透湿性にも優れ蒸れにくい。通勤電車用の座席に比べ着座時のフィット感に配慮されている。弾力性が長持ちするとともに耐久性に優れるほか、ポリエステル素材のため完全循環型システムでリサイクルできる。

●グリーン席には新たに開発された「シンクロナイズド・コンフォートシート」が採用され、リクライニングすると座面後部が沈む構造で、座り心地が改善されており日本航空国内線のクラスJに近い。このほかLEDを採用し輝度を高めた読書灯や足元を暖める機能(レッグウォーマー)も新たに導入。

●テーブルはA4サイズのノートパソコンが置けるサイズに拡大され、量産車ではグリーン車の全座席と普通車の窓側・最前部・最後部の座席にモバイル用コンセントを設置。




●車内は全席禁煙で、強制排煙装置や光触媒脱臭装置を備えた喫煙ルームをデッキ部分に計6か所設置。喫煙コーナーに近い座席では喫煙を希望する乗客の希望を優先して指定席券が発行される。



さらに、地上設備が完成する2009年春から無線LANによるインターネットサービスを開始する予定とのこと。
なお、山陽区間ではトンネルが多く改良費用が高額になることに加え、JR福知山線脱線事故や相次ぐトンネル岩盤崩落を受けて安全対策を優先する方針で改良計画が策定できないなどの事情から、当面は東海道区間のみの実施となるそうだ。

トンネルの多い新幹線ではネットの仕様が非常にストレスを感じていたので、無線LANは非常に魅力的。

そして、乗客の乗り心地、輸送時間の短縮を図ることで、省エネ効果にもつながっているのがポイント。
飛行機は雲の上でガソリンをばらまいているようなもので、しかも近い将来に改善されそうにはない。
新幹線の利便性を向上させ、電磁力など極力電力を使用しない地球に優しい乗り物になるとよいですね。
このN700系は、2011年度には定期列車の「のぞみ」がすべてで運行される予定とのことです。






で、、昨日の名古屋会場では、エコロジー?なアーティストである東田トモヒロさんのステージが本当に素晴らしかった。
佐藤タイジさんとのセッションでは、場内感動の嵐。
久しぶりにライブを見て泣きそうになった。


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