2008年5月28日水曜日

ドコモのアンサーって、YESマンってこと?


無線LAN、タッチパネル、疑似5.1ch、顔認識カメラ、横UI...“全部入り”がさらに強化 ドコモ、906iシリーズ8機種発表



ユーザーの声への「アンサー」だという19機種をそろえたとのこと

ドコモのプロダクト部長は
「『こういう物があるから使ってみてはいかがですか』と提案するのではなく、すべて“アンサー”という形で作り直した」
と広告キャンペーン「ドコモのあなたにAnswerを」になぞらえて発表したそうだ。


ユーザーのニーズやウォンツを探りそれをプロダクト開発に取り入れることは当然。
それを恩着せがましく、ユーザーの声を聞いて作りましたと言うのは情けない気がするのは私だけか。

以前auも「顧客満足度NO.1」というキャッチコピーで広告展開を行っていたが、当時疑問を感じていた。
広告手法の一つなのかもしれないが、満足度はユーザーが感じていればいいだけの話し。
例えばプロスポーツ選手が試合を終えて、MVPは自分ですと公言するだろうか。
自分は頑張っていますと公言するだろうか。
頑張るのは当たり前、そして顧客満足度を目指すのは当たり前なのではないだろうか。
「顧客満足度NO.1」を訴えかけて満足度が高いとマインドコントロールしても幻想でしかない。
そのキャッチコピーに踊らされ幻想を抱いて、社員・ユーザーそれぞれが勘違いしていると、幻想が解けた時に足下を救われることにもなりかねない。

モバイルマーケットで圧倒的なシェアと資金力、更には政治力を備え持つドコモ。
そのドコモが新商品発表の場で披露することは、期待感やワクワク感であってほしい。
「ここまできたか」「こんな思いつきがあったか」というエキサイティングさ。
『こういう物があるから使ってみてはいかがですか』と提案するのが企業のミッションなのではないか。
新しいマーケットや使用方法を開拓するのが会社の成長につながるのではないか。
そして、ユーザーへアンサーするのはどの会社もできるが、新しいことを提案するのはどの会社にもできることではない。

しかし肝心のプロダクトを見ると、なかなか面白い機種がそろっている。
中でも注目は、先日のエントリーでも紹介した「ホームU」「ポケットU」との連動。
家庭の無線LANネットワークへ接続でき、なんと携帯で最大54Mbpsn高速パケット通信が可能。
これには驚き。
第4世代への足がかりとなるプロダクトとサービスに一安心。

ユーザの意見にアンサーばかりしているのは、ただのYESマン。
それ以上のことをやって当然の企業なのだから、ユーザーへのアプローチを変えてみてはいかがだろうか。
期待したい。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ドコモはどこまで行ってもドコモ。
なーんも変わんないよ。
インフラ持ってるからつぶれないし。

新しいロゴもなーんの意思も感じられないし。
いい加減アンサーなんて口先だけじゃなくて
消費者とちゃんと向き合えって
言って上げてください。キヨシさん。

Kiyoshi Miyazaki さんのコメント...

>エイトンさん
blogで遠まわしに言うことしかできないです(笑)。
最近アンサーソングやアナザーソングという過去流行った曲をサンプリングしたCDがリリースされています。
結局オリジナルではないんですよ。
やはりオリジナルが一番心に響くわけで、世界観はオリジナルには勝てないと思います。
あっ、全くアンサーになっていないですね・・。