2008年5月22日木曜日

出産ラッシュで気になったこと


今年に入って、近しい友人達に出産が続いている。

非常におめでたく幸せな気分になる。
そこで子供の性別について気になったので科学的側面で調べてみた。

男女の性別は精子と卵子の組み合わせにて決定するそうだ。
精子は男になるY精子と女になるX精子があり、母親の体内で放出された精子のうち、卵子の膜をいち早く破った精子だけが受精し、その精子がXかYかで男女の性が決定される。

Y精子(男)の特徴
●X精子(女)より軽いため、同じ条件で体内を泳ぐとスピードが早く卵子に到達するのが早い。
●数量はX精子(女)の2倍あるが、寿命が短い。
●アルカリ性に強く酸性に弱い。

X精子(女)の特徴
●Y精子(男)よりDNAが多く含まれており、核も大きく若干重い
●Y精子(男)より行動力が劣るものの、非常に丈夫で母親の体内で長く生き続ける。
●酸性に強くアルカリ性に弱い。

以上から、排卵より数日前に精子が放出された場合、長く生き続けるX精子(女)が有利になる。
と言うのも、子宮の入り口は酸性で、排卵日までに時間があるため、酸性に弱く生命力の無いY精子(男)は淘汰され、X精子(女)が生き残るからだ。

逆に排卵日当日だとスピードの速いY精子(男)が有利になるそうだ。
子宮の入り口は酸性だが、その奥は全てアルカリ性。
よって、アルカリ性の長い道をいち早く進むにはアルカリ性に強いY精子(男)であり受精確率も高くなる。

ちなみに、女性はオルガスムになると、体内はアルカリ性が強くなり、アルカリ性に強いY精子(男)が有利になることがあるとか。

精子の段階から男女には正反対の特徴があり、一長一短になっているから面白い。
種の保存を目指し、男女半々になるよう生物の長い進化がそうさせたのか。

余談だが、イギリスの研究者によると、朝食を抜いたり低カロリーの食事をとったりする女性は女の子を出産する可能性が高く、高カロリーの食事をとる女性は男の子を出産する確率が高いという研究結果を発表している。
ただこれについては、いささか疑問である。

調べていく中で、別の問題に直面。

一部の地域で男尊女卑が激しい中国では、男性を産む(産み分ける)ことが可能だと謳っている病院があるらしい。
しかし女の子が産まれると、医師は即座に赤ん坊の首の骨を折り殺害し、両親には死産と伝えるそうだ。
このようなケースが多々あり社会問題になっているとのこと。
以前エントリーした「世界を見る目が変わる50の事実」でも紹介したが、中国では4,400万人の女性が行方不明とも言われており、切実な問題だ。

なお、男女の産み分けは体外受精の場合、高確率で可能なことが実証されているらしい。
もちろん倫理的な問題なので、日本国内では日本産婦人科学会が禁止としているが、今後議論は絶えないだろう。



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おひさしぶり♪
出産の話・・・タメになりました。笑
って、、、もう産む事は無いだろうけどさ。

Kiyoshi Miyazaki さんのコメント...

>しのぶさん
コメントありがとー!!
遅くなったけど二人目の出産おめでとう!
子供二人相手に日々奮闘してるみたいだね。
兄弟は多い方が、子供達も楽しいだろうし、老後が楽になるだろーから(笑)まだまだ頑張ってください。