2011年9月10日土曜日

RUGBY WORLD CUP 2011 個人的注目選手

ラグビーワールドカップ2011を楽しむにあたって、個人的な注目選手もおさらいしておきたい。


やはり自身のポジションであったFWの2列3列は特に気になる。
その中で注目したいのは、ニュージーランドのフランカー「R.McCAW」、オーストラリアのNO.8「R.SAMO」、南アフリカのロック「MATFIELD」「BOTHA」、フランカー「BRUSSOW」である。

「R.McCAW」はオールブラックスの主将であり、その素晴らしいキャプテンシーにも注目したいが、やはり見所は密集でのボールの奪い合いである。
「R.McCAW」と「BRUSSOW」の両フランカーのジャッカルは本当に凄まじい。
この2人の魅力はセンスや強さではなく、とにかく走りあらゆる密集でスイープやジャッカルに参加する献身的でチームの勝利を手繰り寄せる泥臭く激しいプレーである。
尊敬するプレーであり、見習いたいプレーでもある。

一方「R.SAMO」はパワーとバランス感覚の高いランニングスキルによるアタック力が魅力的。
相手選手にとってはとても驚異だ。
爆発している髪型も特徴的なので、今回の大会では間違いなく目立つだろう。

最後は「MATFIELD」「BOTHA」という、身長2m超、体重110kgという巨漢プレーヤーである。
ラインアウトやスクラムでの安定力、モールでの推進力は圧倒的だ。
特に「MATFIELD」はロックにも関わらずライン参加するなど器用な選手。
南アフリカのフォワード陣をまとめている非常に魅力的なプレーヤーで、大好きな選手の一人である。

そして忘れてはいけないのが、最強のシックスマン、フランスの「Sébastien Chabal」だ。
シックスマンというとバスケットボール用語だが、要するに単なる控えメンバーとは異なり、中盤でゲームの流れを変えることができるプレーヤーのことである。
前回ワールドカップでも途中出場で素晴らしい活躍を見せた。
ただ今回は代表に選ばれていないらしい。とても残念だ。







もちろん、バックスでも注目選手はいる。
オーストラリアのスタンドオフ「COOPER」、南アフリカのスクラムハーフ「du PREEZ」、ウィング「HABANA」、イングランドのウィング「Ashton」などだ。

「COOPER」はとにかく攻撃的なスタンドオフで、隙があれば相手のディフェンスラインを切り裂いていく。
世界で最も突破力のあるスタンドオフなのではないだろうか。
身体能力もセンスも高く、2010年にはスーパー14の最優秀選手にも選ばれている。
オーストラリアの優勝は彼が握っていると言っても過言じゃないだろう。

「du PREEZ」はパスが柔らかいのが特徴的で、南アフリカの選手は非常に取りやすそうなのが印象的である。
また密集でパスを捌く際に、周りを見て慌てないマイペースな所作が好感をもてる。
今後サントリー・サンゴリアスでプレーすることが発表されており、日本で見れる日が待ち遠しい。

「HABANA」と「Ashton」は周知の事だがとにかく足が速い。
スペースを与えたら彼らを止めるのは難しい。
是非相手を交わして独走するスーパートライをみてみたい。
「HABANA」はディフェンスも激しく献身的なプレーをするのでそこにも注目だ。

最後に日本選手で特に注目したいのは、「大野選手」「菊谷選手」「小野沢選手」だ。
彼ら3人に共通しているのは、ともに学生時代は日の当たらないチームでプレーしており、遅咲きであるということ。
努力に努力を重ね最高の舞台で活躍する30歳を超えた3人のプレーに大きな期待をしている。


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