2011年9月9日金曜日

RUGBY WORLD CUP 2011 開幕

ラグビーワールドカップが本日ニュージーランドで開幕した。
オープニングセレモニーでは、ニュージーランドマオリ族の民族舞踊ハカが披露され、元オールブラックスの11番ロムーも登場。盛大な花火とともに2ヶ月間という長きに渡る闘いに火ぶたが落とされた。

ラグビーワールドカップは、サッカーワールドカップ、夏のオリンピックに次ぐ世界で三番目に大規模なスポーツイベントである。
またラグビーはコンタクトプレーによる体力消耗が激しいスポーツであるため、1ヶ月弱の開催期間しかないオリンピックでは試合運営が不可能なため正式種目になっていない。
そのため、世界にいる多くのラグビーファンにとって、ワールドカップというのは4年に1度の最も興奮できる試合であり、そして選手にとっても最高の舞台なのである。

また今回開催国であるニュージーランドは小国であるがゆえ、回を重ねるごとに大規模な商業イベントと化すワールドカップの開催は今後不可能であろうと言われている。
つまりは、今大会がラグビー王国ニュージーランドでの最後の開催。
オールブラックス、そしてニュージーランド国民が並々ならぬ思いで今日から2ヶ月間に臨む事が容易に想像できる。

2011年ワールドカップの開幕戦は、地元ニュージーランドのオールブラックスとトンガの対戦。
両チームとも日本と同じ予選プールであり、今後日本との対戦があるだけに日本のラグビーファンにとっても見逃せない試合となった。

結果は41-10でオールブラックスの勝利。
オールブラックスのバックスの展開力と走力は目を見張るものがあった。
常に裏を狙うランニング、ボールを継続し続けるオフロードパス、そして次々と現れるフォロー。
これらはセンスとスキルがなければできず、日本の試合ではなかなか見られないシーンばかりだった。
一方トンガも持ち前のコンタクト力は健在で、スクラムや密集付近でのアタックではニュージーランドを上回るシーンも。
圧倒的な勝利を期待されていたオールブラックスが、ノーサイドの瞬間うつむき加減だったのが印象的であった。
それだけトンガがオールブラクスを苦しめたという事だろう。
日本はトンガ戦の勝利が必須ノルマであるだけに油断ならない。

明日は日本の初戦。相手は現在世界ランキング4位のフランス。
勝つ見込みは相当低いが、今後の試合をうらなう意味でも善戦を期待したい。
ワールドカップでの日本チームの勇姿を考えるとワクワクが止まらない。



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