2011年1月13日木曜日

【BOOK REVIEW】ネットで成功しているのは<やめない人たち>である

ネットで成功しているのは<やめない人たち>である (著)いしたにまさき



著名ブロガー総勢110名へTwitterなどを使い下記の項目でアンケート取材。
そこからブロガーたちの知られざる本音が浮かび上がってくる。

アンケート内容
・お名前
・Twitter ID
・ご自分のWebサイト、ブログなど
・いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?
・初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
・ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
・あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
・あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
・収入の変化はありましたか?
・収入の変化はどれぐらい経ってからですか?
・アクセス数を増やす工夫をしていますか?
・フォロワー数を増やす工夫をしていますか?

これらのアンケートを見て意外だったのは、多くの方がブログ更新や内容について案外ゆるい感覚を持っているということ。
アクセス数が多くユーザーからの期待も感じ、さもすればプレッシャーにもなりがちだが、マイペースなことが続ける秘訣だと言う方が多い。
またアクセスやマネタイズに関しても、おおむね数年掛かっているという。
一朝一夕ではなく日々の積み重ね、まさしくログの積み重ねが重要だということが分かる。
いしたに氏がTwitterなどでこのようなアンケート調査が行えたのも、日々のログの積み重ねで培った信頼感があったこそだろう。

本文で印象的な一文を引用する。
「続ける」という積極的な姿勢は、それ自体ほめられる行為として見ることができるでしょう。ただ、それはあなたの生活に負担をかけていないでしょうか?「続ける」ことに目を奪われてないでしょうか?「続ける」ために目新しいものに次々に飛びついていないでしょか?
あなたがそういう状態では、ログはあなたに語りかけてくれません。むしろ「やめない」という自然な姿勢の方が、あなたの日常を広げてくれるのです。「やめない」こととログは、こんなふうに深く結びついています。
「続ける」のではなく「やめない」ことという逆転の発想的な考えは目から鱗である。
この発想は肩の力が抜けすっきりした気持ちになる。

最近はTwitterやFacebookなどソーシャルストリームに目がいきがち。
そこで多くのネットワークが構築できるのは確かだが、ログの大切さが置き去りにされている気がする。
そんな方は「やめない」をもう一度考えてみるのもよいかもしれない


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