2010年3月25日木曜日

渋谷駅線路ファッションショー開催への熱意が凄い

今月13日(土)深夜に、副都心線渋谷駅にてshibuya1000 Collection」というファッションショーが行われたそうだ。
副都心線線路をランウェイに見立て、ショーは終電終了後の深夜2時過ぎから行われ、始発前に完全撤収されたという。

何が凄いかと言うと、スタッフの熱意が凄い。

まずは許可申請。
許可先は、副都心線渋谷駅を管理する東急電鉄、東京メトロ、そして線路は国土交通省となる。
前代未聞のイベントということもあり、なんとファッションショーの許可を得るまでには一年以上の歳月を費やしたそうだ。

また現場の苦労も絶えない。
地下鉄の安全運行や事故を防ぐため、電車の運行に関わる電源は一切使わせてもらえない。
そして地下5階なので電源車を持ってくることもできない。
そこでショー当日は照明演出にミラーボールや反射板などを巧みに利用し、必要最低限の電源で音響と照明をまかなったそうだ。

よくぞ、そうまでして開催したなという感じ。
そもそもこのショーは、渋谷駅地下コンコースを中心に、数多くの写真家、映像作家、デザイナー、建築家が、それぞれの渋谷の魅力を伝える「shibuya1000」というアーバンエキスポの企画の一つ。
東京急行電鉄株式会社と東京メトロが共催しての渋谷駅PRキャンペーンなのである。
なのにも、許可申請も環境設備も問題が多いというジレンマ。
現場スタッフはさぞ大変だったろう。
しかし、その熱意が大きなPRにつながっているのは間違いない。




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