2009年11月3日火曜日

mixiサンシャイン牧場で個人情報流出

先日「混沌としているサンシャイン牧場」をエントリーしたが、本日版のニュースで個人情報の流出が記事になっていた。

その内容は、「
ミクシィ、4200人の情報が3日間「露出」」。

サンシャイン牧場のシステム不具合により、クレジットカードでアイテムを購入した利用者の電話番号とメールアドレス最大約4,200人分が第三者によって取得可能な状態になっていたと報じている。


また、有料で購入したアイテムの記録が消滅するなどのトラブルもあったそうだ。

本件を受けてmixiは「今後、課金システムを導入する際には弊社として審査するなど、運用を見直したい」としている。
そもそも個人情報をベースにした会員制サービスなのに、外部企業が運営しているゲームを審査無しに設置していると言う事に驚く。
しかも、先日のエントリーでも触れたが、サンシャイン牧場の運営会社は、中国のゲーム会社であるのにだ。
日本の大手ゲーム会社であればコンプライアンスも徹底しているため、信用取り引きも分からなくはないが、それでも会員制サービスサイトの運用として非常に甘すぎる。
これには企業姿勢を疑ってしまう。

一方、ユーザー側もインターネットに慣れてきて、個人情報やクレジット情報を渡すのに躊躇が無くなっている気もする。
インターネット内の情報は、いつでも漏洩する危険性をはらんでいることをユーザーも認識しなければいけない。
SNSサイトだけでなく、ECサイトやオークションサイトなど大手サイトでも然りだ。

ただ最近は、TwitterやTumblrなどのように、ログインIDとパスワードの設定だけで使用できるSNSサイトも増えてきた。
逆に個人情報を入力しなくてもコミュニケーションが楽しめると言う事を証明してくれたと言ってもいいだろう。
通常、企業は無料で使用させる代わりに、メールアドレスの取得やデモグラフィック情報を取得することで、ダイレクトメールやターゲティングなどの広告枠を販売して収入を得るスキームで運営している。
ログインIDとパスワードだけで使用できるサイトは、よりユーザーを集めスケールメリットで広告枠を販売するか、魅力的なサイトをつくり、YouTubeやBloggerのようにそれ自体を大手企業に買ってもらうかになる。
しかしこれはグローバルサイトでなければ成立しないだろうから、日本のみで使用できるサイトでは難しいのかもしれない。



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