2009年7月12日日曜日

【BOOK REVIEW】運命の人4

運命の人4 (著)山崎豊子



最終巻は主人公が心折れ辿り着いた沖縄の地が中心。
今までのスキャンダラスなストーリーとは異なり、戦時中の沖縄の悲惨さ、戦後の沖縄に対する本土の薄情さにフォーカスされており、西山事件のサイドストーリーになっている。

最後は西山事件のドキュメンタリーとは逸れてしまったが、全巻通して非常に内容の濃くショッキングなストーリーだった。
山崎豊子の取材力と表現力に感服。


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