サラリーマンのための税務簡易説明本
主に給与明細、源泉徴収を話題の中心とし、税金、社会保険料、控除、経費などについて説明されている。
内容の9割は知っていることばかりなので、著者が「なんと!」「実は!」というフレーズで語る様々な事に対しても、得に新しい発見もなく淡々と読み終えた感じ。
以外と知られていないのは社会保険料について。
社会保険料(健康保険や厚生年金など)は4月〜6月までの月給の平均額を元に算定されている。
だから同じ給与収入でも、この期間に出張や残業などで他の月と比べて月給が高くなっていると、多く徴収されるのだ。
また社会保険料控除の算定には交通費も含まれるので、遠方から通っている人はさらに多く徴収されてしまう。
最近では政府も年金の仕組みが破綻しかけていると語りはじめているが、まずは自らが自身で稼いだお金の行方は確認しておきたいところ。
そして、源泉徴収票を読めないサラリーマンには本書を一度読んでみる事をお勧めする。
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