2009年6月9日火曜日

情報の格差社会へ

小中学生の携帯電話の所有率、大都市と郡部で約2倍の格差--文科省調査


少し古いニュースだが、小中学生による情報格差が気になったのでエントリー。

というのも、文部科学省の調べによると、小中学生における携帯電話の所有状況に都心部と郡部で地域格差があるという。
携帯電話の保有率について、大都市と郡部の携帯電話の所有状況では、それぞれ小6で30.6%、18.9%、中2で50.5%、26.7%と、2倍近くの格差がある。
しかし、高2では大都市で96%、郡部で95.6%とほとんど違いがない。

小中学生向け携帯はセキュリティが掛けられているだろうから、どの程度インターネットが使用できるか不明だが、所有状況の倍の格差は大きい。
インターネットに対するリテラシーはもちろん、膨大な情報を識別し取捨選択する力、情報を検索して瞬時に得ること、そしてネットを介して広がるコミュニケーションなど、携帯電話により培われる能力は図り知れない。

塾などの行動範囲や地域環境や、家庭の所得、教育方針など様々な理由があるのだろうが、早くから多くの情報や能力を磨ける場があれば、それだけ将来の選択肢の幅も広がる可能性がある。
もちろん裏ではリスクを抱えていることにも留意が必要だが、情報面でも格差社会になろうとしているのかもしれない。


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