2009年6月23日火曜日

広告予算削って増益へ

テレビCM抑制「びっくり効果」「サトウの切り餅」利益3倍に

記事によると、サトウ食品工業は原材料の値上がりでコスト削減を迫られ、テレビCMを年間約9億円から約3億円へと、3分の1に減らした結果、最終営業利益が前年比3.2倍の9億円に達したとのこと。

またアサヒビールも、売り上げは減ったものの、広告費削減効果で、最終利益が8年連続で過去最高を更新したそうだ。


そもそも、今までのCMの積み重ねで認知の高いブランドであるから、CMを減らしても販促に影響は無いと言うことなのだろうが、逆に、大手企業であれば、膨大な予算が必要なCMを削減する機会にもなるということ。
だってCMを減らした所で販促に影響がないわけだから。

プロダクトサイクルによってはCMは絶大な効果を発揮するし、ブランディングという意味でも大きく貢献する。
ただ時代的にも、店頭販促やOne to Oneコミュニケーションなどに予算を投下するほうが自然だし、最近は番組内での広告が氾濫しすぎてCMのような純広告の存在意義が減っている気もする。
地デジになれば広告手法も大きく変化するだろうが、どちらにしろ、CMで食べている大手広告代理店にとっては辛い時代が続きそうですね。


0 件のコメント: