本書では世界で活躍する経営参謀として、
・ソフトバンク
・ディズニー
・日産
などのCFOの実績を紹介している。
またCFOとして必要な視点や能力なども、時代の変化に伴い変わってきていることなどを踏まえながら解説している。
会社の将来のビジョンを描き、経営戦略をたてるのがCEO、その戦略を実行するのがCOO、そしてその結果を検証し舵取りするのがCFO。
その中、CFOはCEOやCOOとともに経営に尽力すると同時に独立性を保ち、冷静かつ厳しい目を持って、ほかの経営者を監視し、ブレーキの役割を担うことが重要としている。
本書でも指摘しているが、日本では優秀なCEOがメディアで紹介されることはあっても、CFOがフォーカスされることは無い。
それは裏方的な職業ということもあるが、諸外国に比べCFOの立場が軽んじられているため、優秀なCFOが輩出されていないということがあるのだろう。
日本では名参謀というと、戦国時代からボスの戦略を120%の効果で実行するCOOのような役割の人間を言うことが多い。
しかし今後グローバル化で会計処理も世界共通になってきているため、CFOの役割はさらに重要になってくるだろう。
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