PLやBSといった会計ではなく、ファイナンス(企業財務)について説明した本。
本書では、「会計は利益を扱う」「ファイナンスはキャッシュを扱う」として区別している。
会計は現時点での企業の状況を示すカルテとしたら、ファイナンスは将来を形成するための処方箋といったところか。
ファイナンス面から企業の運用、企業価値の向上を考えるのに非常に参考になる。
ファイナンスの意義から、CAPMやWACC、NPVなど専門的な説明まで幅広く解説されている。
企業の成長に向けて、ファイナンス理論を意思決定のツールとして活用する事が非常に大事だと言う事が分かる。
経営に興味のある方は読んでおきたい一冊。
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