2009年3月6日金曜日

子供と宿題とインターネット

子供向け宿題代行サイト、フランスでスタート

フランスで、子供が年長の生徒にお金を払って宿題をしてもらえるサイトが展開されているそうだ。
このサイトでは、簡単な算数の問題の答えを5ユーロで、スライドと原稿の発表会セットを80ユーロで購入できるとのこと。


教師たちの怒り、子供相手の商売や教育阻害などの倫理的問題もあるが、サイトの創設者は「このサイトで宿題の答えを購入しても、最終的な回答に至った過程についての説明が付いてくるので、子供たちは何かを学べる」と擁護。
さらに、「魚をあげるだけでなく、魚の釣り方も教えている」「もちろん、このシステムをズルをするために使う子供もいるかもしれないが、そういう子供も遅かれ早かれ勉強しなければならないだろう。われわれはテスト当日にはその場にいないからだ」とも語っている。

確かに方法論をアドバイスするのであれば家庭教師と同じ。
またこのサイトを使用することで、ズルは結果に結びつかないといった教訓も学べるかもしれない。

この子供向け宿題代行サイトは、日本で登場してもおかしくない。
日本の場合は子供への普及率やリテラシーから考えるとモバイルサイトになるだろう。
現にモバイル内では、サイト内で使用できる仮想通貨を広告クリックなどで取得しアバターなどのデジタルコンテンツを取得すると言うスキームも出来上がっている。
だから子供たちが仮想通貨を使用して宿題を相談するサイトなどは容易にイメージできるのだ。

なお2年前の内閣府の調査によると、小学生はネットを「宿題を調べる道具」としても使っているとの結果が出ている。
「宿題調べをネットでする」と答えた小学生の割合はなんと約7割にのぼる。
百科事典や専門書、参考書のような感覚でネットを使っているらしい。


ある意味、要領さを学ぶと言うのも社会勉強の一つか。
海外では、小学生の頃から一部の科目やゲームソフト開発など好きな事に熱中して飛び級したりビジネスにしたりする例もある。
そうなると、興味の無い分野の宿題は他人にやってもらったほうが効率が良いとも言える。
ただ、小学生や中学生のうちは色々なことをまずは自分でTRYしてみようよ思う私は古い人間なのだろうか。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ビックリシステムだね~、これ。
自分が小学生だったら使うかなぁ・・・
悩むわ。

でも、何でも楽に楽に出来ちゃう事ばっかり
だと、将来苦労するよねぇ。きっと。
どっかでつまずく事も大事だし~。

Kiyoshi Miyazaki さんのコメント...

>shinoさん
自分たちが子供の頃と時代は全く違うよね。
っていつの時代の人も言うけども(笑)、携帯も含めたネットの誕生はライフスタイルを大きく変化させたからね。
だから、自分の子供の頃を重ね合わせてアドバイスしづらい。
きっと努力の仕方も苦労の仕方も違うんだろうなと。
といっても、親のほとんどは子供が携帯で何を見ているのか知らないらしいから、止めようがないのかもね。