愛犬を二重まぶたやパンダ風に!ペット整形が大流行、虐待との批判も
先日、中国新聞社のニュースにて、吉林省吉林市でペットの美容整形手術が流行していると報じられた。
手術さえすれば愛犬をロバやパンダ、ブタ、羊などの姿に変えることができるという内容。
現在、経済発展に伴いペットブームがわきおこっている中国。
1人っ子政策により、兄弟のいない子供の寂しさを紛らわすためにペットが飼われ、これが市場拡大の一因との見方もある。
そんな中、展示販売のペットショップに加え、美容室・病院・ホテル・葬儀屋・墓石など様々なペット市場が成長している。
本記事では、それでは飽き足らない飼い主たちの間で、美容整形手術が流行しているとのこと。
日本では考えられない新しいペットビジネスだ。
パンダ風の整形がよく見られるといい、ペット美容院はこうした整形手術は動物の健康に影響しないと説明しているが、虐待ではないかとの批判も根強い。
整形に対する価値観が日本人とは異なるので、一概にペットの美容整形についての是非は決められないが、「ペット自身が意思決定をできない」「生まれたままの姿が自然の摂理」ということを考えると、肯定できない。
そして身体的虐待が、一方的に身体に外傷を生じる事とするのであれば、虐待とも言えよう。
またペットブームの裏では、飼い主の都合によるペットの処分・放棄などにより引き起こされる様々なトラブルが懸念されている。
中国で犬を飼う場合は登録制になっているが、実際に全国で登録されているペット数は全体の30%にも満たないと言われているからだ。
ただ、中国では戸籍登録されていない人も多いと聞く。
著しい経済発展に合わせた意識の向上を願っている。
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