2008年8月20日水曜日

インターネットの存在をもう少し考えてみよう


Google幹部の自宅をプライバシー保護団体がさらしものに

プライバシー保護団体が、自ら思い知ってみろと言わんがごとく、Google Earthを使ってGoogle取締役の自宅を突き止めてサイトに掲載したとのこと。
Googleのプライバシーをめぐる姿勢は偽善的だと批判している。

もっぱら話題となっているのは、Googleのアプリケーション「Street View」と「Google Earth」。
使用してみると、自宅周辺がクリアに撮影され、そしてその写真が全世界に公開されていることに驚く。
最初は「Google Earth」で仮想世界旅行などと楽しんでいた人たちも、「Street View」で自身の行動範囲が360度撮影されていることを知ると、若干の不安と見張られている恐怖感が襲ってくるのは自然なのかもしれない。

「YouTube」などでの著作権問題に加え、新たに浮上してきた「Street View」でのプライバシー問題。
世界各国で訴訟されているGoogleが“悪”なのか、時代の変化に追いつけない世間に“問題”があるのか、Googleが人とインターネットという新時代のコミュニケーションツールとの関わり方を提起していることには違いない。

記事の最後はこう締められている。


インターネットはほとんど制約がない恐ろしくパワフルなツールだ。そこに掲載される情報量が増えるほど、情報利用の在り方に異議を唱える訴訟の数も増えるだろう。
ひいてはプライバシー法や憲法の改正につながるかもしれない。
頷ける締めコメントだ。
時代の変化とともに、「人の生き方」「環境設定」「決め事」なども柔軟に対応していく部分もあってもよいのかもしれない。

改憲については、海外では頻繁に行う国もあるが、日本においては非常に慎重。
ここでは憲法改正の是非には触れないが、国民それぞれが他人事にせず、憲法9条以外にも憲法改正論議をする必要があるのかもしれない。

少し話しが逸れてしまったが、ここで言いたいことは憲法の話しではなく、もう少し自分事としてインターネットを考えないと、「情報ソース」や「検索」「ショッピング」などで味方だったインターネットが、いつの間にか敵になってしまっているということ。
味方にするのか敵にするのかは、自分次第であり、インターネットリテラシーの向上は不可欠なんだと考える。


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