2008年8月15日金曜日

ドコモロゴへの辛辣な意見

最近夏フェスに顔を出すたびに目に付くのが各協賛社のロゴ。
清涼飲料メーカーにビールメーカー、そしてタバコメーカーなど様々。
そしてやはり気になるのがドコモロゴ。

ドコモは各地域の大型フェスには必ずと言ってよいほど協賛しているのだが、インパクトに欠ける感がある。
以前のエントリーの通り、リニューアルしたロゴには違和感があるまま。

そんな事を考えていると、ドコモ創業時にブランドデザインを全面的にコンサルティングした
中西元男氏のブログで、ドコモ新ロゴについてエントリーがあったのでご紹介。

発表されている新ロゴへの変更理由や「新ドコモ宣言」を見ると、「より顧客に近い存在」とか「顧客との絆」「顧客の声をしっかり受け止め」といった、何を今さらというか、1991年当時よりもむしろ時代遅れの言葉が並ぶのには、かなりのオドロキです。これが果たして社会的責任も大きい情報化時代を代表するトップ企業の発信すべきコンセプトでしょうか。なぜ、もっと高邁な精神を頂点とした品格あるアイデンティティを謳い上げられないのでしょうか。
(省略)
docomoの、まるで製造業的イメージといった感の強いロゴも、新しい平平凡凡体とも言え、多分に造形的精緻化を怠ったようなイージーなデザイン対応が大いに気になります。しかしdocomoの場合、それ以上に問題視すべきは、せっかくのフィロソフィブランドでありコーポレートブランドを単なるキャンペーンブランドもしくはセールスブランドへと変更してしまった点にあるのではないでしょうか?


以前のドコモロゴのアイデンティティからトータル的にコンサルティングした方だから言えるコメントになっており、非常に参考になる。

誰もが違和感を感じたドコモロゴのリニューアル。
中西氏を中心とした創業当時のスタッフの高いマーケティングスキル、そして深い思慮と熱い想いが、無碍にされたのだと思うと非常に残念。
リニューアルしたロゴにはどれだけの想いが詰まっているのだろうか。

街中にあるドコモの看板達。
私には、残念ながらその想いが伝わってこない。


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