なんと、百貨店にてiPodやデジカメ、ビデオカメラなどの高額製品を、レジに並ばずに購入できるとのこと。
利用者はタッチスクリーンで商品を選択し、クレジットカードを機械に通すだけだ。
そもそも自動販売機は、低額な商品を気軽にどこでも購入できることがメリット。
iPodやデジカメなどの高額商品を自動販売機でどの程度の人が購入するのか疑問。
ただ格好のPRにはなるため、百貨店の売場に広告スペースを設置したと考えれば、意味のあることなのか。
日本の自動販売機はどうだろうか。
今のところ、CocaのCmodeに代表するように、電子マネー決済型に進みそうだ。
SuicaやPasmoなど電子マネーが一般化された今、あとはケータイでの電子マネー利用が普及すれば全国の自動販売機は一変するだろう。
なお、こちらは展示会で発表された、ICカード利用型の次世代自動販売機。
飲料パッケージが大型液晶画面で表示され、タッチパネルで広告なども表示。
インフォメーションやCM、飲料パッケージなどは電子データのため遠隔操作で差し替えが可能だ。
街中に数万とある自動販売機は、広告スペースとして大きな可能性を秘めている。
事実、屋外広告スペースとして有効活用する事例も次第に増えてきている。
難点なのは、目的が明確で数秒間しか立ち止まらないため、購入者・通行者はあまり広告に気を留めない。
しかし今後電子データの画面に移行していくのであれば、仕掛け次第で広告効果も期待できる。
例えば、「購入前に決められた広告を一定時間(数秒間)見た方には、120円のジュースが100円に!」など、Gyaoなどに見られる売り手意向(広告視聴)と買い手意向(購入)のバーター方式が成立するのでは。
ベンダー設置企業は広告収入、購入者側はコスト削減と両者のメリットが一致する。
不安なのは、商品の価値が不透明になっていくこと。
広告収入により提供商品やサービスの価格が下がることが当然になると、購入者はいつの間にか、商品やサービスは無料だと思い込んでしまう。
商品やサービスに適正価格がつけられなくなると、後々生産側の質を落とすことにもなりかねない。
これが良い競争を生み、価値のない商品やサービスが淘汰されることで、よりいっそうの企業努力が行われるのであればいいのだが。
ここで、自宅の近所にも面白い自動飯場機が設置されていたのでご紹介。
なんと!任天堂WiiやDSが自動販売機で販売されている。
ただ、よく見るとオペーレーションはアナログで、景品が当たってもその場で持ち帰れず、店舗スタッフに送り先を渡して郵送で届くとのこと。
これでは、自動販売機の意味が無いですね。
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