2008年3月30日日曜日

“X JAPAN”との素敵な一日


解散誓言後のラストライブより10年を経て、“X JAPAN”のライブへ。

昔から定刻通りに開演した覚えは無いが、前日に2時間半の開演遅延と途中終演となっただけに、不安と心配が脳裏をよぎったが、杞憂に終わった。

2時間半の全14曲の素晴らしいライブを見せてくれた。
オープニングアクトのピアノ弾き語りから、1曲目の定番“Rusty Nail”でスタート。
“紅”“WEEK END”などの代表曲、そして最後には“X”としっかり締めてくれた。

持ち味である激しい曲が少なかったのは残念だが、40歳を過ぎたメンバーが10年以上のブランクを抱えながら全身全霊でステージングする姿に感無量。

今回は、10年前に亡くなったhideがメンバーの一員として、あたかも一緒に演奏しているような映像演出や音響演出が何よりも素晴らしかった。
本当にhideが同じ空間にいるような錯覚を覚え、感傷的にさえなるほど。
メンバー・スタッフが最もこだわった事だと思うが、その気持ちを強く感じる事ができたし、それは、往年のファン誰もが納得するステージだったのではないだろうか。

さてライブの内容とは別に、10年振りのライブで感じた事。
それはやはり、ファンも10歳年を重ねていることでXのライブ会場独特の雰囲気がもう無くなっていること、しかし音は生き続けているという事。

コスプレ衣装の熱烈なファンが子供連れだったり、おじさんっぽい人がスプレーで髪の色を変えていたり。
10年という歳月は非常に大きく人生を変えているということを実感。

またこんなエピソードも。
Xのライブ会場で、特攻服を身にまとったファン(親衛隊)が円陣を組んで気合いをいれるのはよくある光景。
そんな円陣が今回も見られたが、10年振りだからか、少し年を重ねたからなのか輪を組んでいる彼女達も何だか恥ずかしそうな感じ。
しかも気合い入れの掛け声と同時に警備員からトラメガで一言。
「集団行為は禁止です!すぐ解散してください!!」
なんとも切ない。
何も迷惑をかけているのではなく、周囲も見たい光景なんだし、10年振りのハレの日を満喫させてやれというのが正直な思い。
杓子定規というか世知辛い時代になったというか。。

でもリアルタイムで聞いていなかったような若い世代も多く、音は生き続けている事を実感。
10年、15年前よりXファンである人も、初めてライブに足を運んだ人も、一緒にXジャンプをしているのを客観視すると、何とも不思議でたまらない。

これだけ多くの人の心を打つ音楽ってやはり素晴らしい。


ちなみにマイスペースで放映するという新しい試みは気になる所。
http://jp.myspace.com/xjapanofficial


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