モバイルマーケティングを考える時に、“メディア”と“ツール”という異なったフェーズに配慮する必要がある。
記事内では、携帯電話が高機能化し、PCに追いつこうとしてはいるものの、画面サイズや表現力を考慮した場合、4大メディアの持つ力にはかなわないといういう観点から、モバイルはメインメディアにはなり得ないとの事。
また、モバイルメディアの特性は圧倒的な接触時間にあり、他のメディアと連携する事で真価を発揮し、携帯電話を中心(ハブ)としたクロスメディアプロモーションにこそモバイル広告の真骨頂であると説明。
マーケティングツールとしてモバイルを効果的に活用するには、クロスメディアにてアプローチすることに同感。
特に販促活動において、常時携帯しているモバイルを活用する事は当然である。
しかし、検索エンジンが搭載され数年先にブロードバンド化されるであろうモバイルは、画面性能が劣ろうがメディアの1つとして見逃せない存在である事には間違いない。
CDではなくモバイル音質で満足できる人がいるように、他媒体のコンテンツをモバイルインターフェースで満足できる人も出てくるだろう。
だからと言って、すぐにCDが無くなる事は無く、メディアがどんどん細分化されていくということ。
現在appleが学生対象にmacを買うとiPodが付いてくるといった販促展開をしているが、PCの価格も下がり、若者も1人1台PCを保有する時代が近づいてきているのを感じる。
今モバイルとPCはインターネットツールとして一括りにされがちだが、地デジや任天堂のWiiがそうであるようにインターネットツールは近い将来更に増え、そしてモバイルとPCも別のメディアとして確立するであろう。
今ワンセグは流行らないのはモバイルを使用する時間にモバイル利用者のニーズに合う番組が無いからだと言われている。
具体的には、学校終わりの学生が携帯電話でテレビを見ても、主婦向けのワイドショーや年配向けの時代劇しかやっていないように、リビングにいる人に向けて編成しているからだ。
と言うように、例えばモバイルメディア向けにワンセグ用の放送局を設立しても良いだろう。
このようにコミュニケーションツールとして活用するだけではなく、コンテンツ供給または社会インフラとのマッチングを考慮する必要もあるのではないだろうか。
ちなみに下写真は、次世代(3.9世代)携帯電話のデモ。
モバイルの画面サイズや表現力が・・というのは固定観念にしかすぎない。
だって、これからはプロダクト形状も変わっていくのだから。
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