2008年2月14日木曜日

お父さん臭い!の理論的な話し

「女の子が『お父さん臭い』と思うのは、自分と遺伝子の形が似ている異性のにおいを不快に感じるという近親相姦を避けるために自然が生み出した仕組みの結果」というエントリーを拝見。
実際に実験でも証明されているらしいので驚きだ。(参照

その実験結果によると、数人の男子学生が二日間着用して体臭の付着したTシャツを女子学生に嗅がせ、どれが好ましい匂いかを答えさせたところ、女子学生らは自分と同じHLA型(遺伝子の一種)を持つ男子学生のTシャツより、自分と異なるHLA型のTシャツの匂いをより好ましいと答える確率が高かったというのである。
人間の場合、他の遺伝子や、食生活や住居環境を含めた文化的要因が個々の体臭を作り上げているので、HLA由来の匂いを感知することはかなり難しいと思われるのに、こうした結果が出ていることは興味深く、ふだん何気なく虫が好かない異性というのは、自分と同じHLA型を持った人で、その匂いを嗅いだという意識のないまま好き嫌いに影響を及ぼしているかもしれないのであると、綴っている。
自分より生命力のある異性を本能で選んでいるとか、自分にない能力や性格を持つ異性に魅かれるということは、聞いたことがあるし、実感することもある。

今回の話は“匂い”という、非常に具体的でまた理論的な内容だ。
動物の交配は種の保存を目的としているわけで、自分より強い子孫を残したいというのが本能。だから自分の劣っている部分を生物学的に補完できる相手を本能的に探すというのはおかしい話しではない。
そしてその選別が、視覚・聴覚ではなく嗅覚というのは、五感の中でも至って納得できる器官ではある。

勉強不足で商品知識は無いのだが、男性フレグランスのAXEも実は?正当性があるのかもしれない。
フェロモン臭を発散させるというよりは、本能的に嫌な匂いを消すという逆の発想もできる。

写真は消臭力ならぬ消臭小力。
小容量なのだが、なかなかキレないそうだ。。


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