2008年2月23日土曜日

モバイル3キャリアのちょっとした比較


アクセスの多い時間帯の違いから見える、携帯電話3キャリアの特



記記事はモバイル3キャリアのアクセス時間帯、PER(株価収益率)、ROE(自己資本利益率)を主に比較した記事。

まず、アクセス時間帯の比較について、概ねどのキャリアも携帯電話のゴールデンタイムと言われる22時〜23時が圧倒的にアクセス数が多い。
記事内での考察では、ドコモはゴールデンタイム型、auは深夜型、ソフトバンクは日中型でピークは21時台とされている。

各キャリアの年代別シェアのデータが無いので、一概に若年層が多いとかサラリーマンが多いとかの比較はできないないが、推測するにau・ソフトバンクは10代・20代のアクセス比率が高いためドコモに比べ時間がアクセス時間帯が若干早くなっているのではないかと考える。
また、auが深夜に多くアクセスされているのはECサイトの強みだと思われる。

ご存知の通り、auは「auショッピングモール」「auオークション」など、公式のEコマースを取り入れるのが早く、ユーザーにも浸透しているため、他キャリアユーザーと比べるとEコマースに対してのリテラシーが高い。
実は「auショッピングモール」「auオークション」ともに、モバゲータウンの会社「ディー・エヌ・エー」とauとの共同開発・共同運営なのはあまり知られていない。

キャリア公式サイトとしての安心感・利便性・アクセスのしやすさ、そしてモバゲー等の各種コンテンツを作り続けてきたノウハウで、auはEコマースの先駆けとなっている。

次に、財務比較についてだが、やはり、ドコモは非常に安定している。
ドコモが苦戦しているようなニュースが多く流れているが、他2キャリアと比較すると安定感は抜群だ。

以前のエントリーでも書いたが、ソフトバンクについてはBSを見ての通り借金が尋常じゃない。
ただし、ROEをみると圧倒的数値であり、収益性が非常に高いことがうかがえる。
もちろんソフトバンクの株はyahooの親会社ということでの評価が大きいとは思われるが。

しかし、不透明なMSのyahoo買収劇の結果次第では、日本でのMSとソフトバンクの協業(MSからの出資)もありえ、そうなればソフトバンクのBS改善が期待でき、さらに株価(時価総額)も上がるだろう。

熾烈かつ日本で今最も輝いている携帯電話戦争。
5年後、いや3年後のモバイルキャリアの勢力図は、果たして塗り替えられているのだろうか。


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