現在オリンピックで盛り上がっている開催地のカナダは自然が豊かな事で知られているが、イエローナイフをはじめオーロラ観賞のメッカでもある。
オーロラの力強く輝く様は神秘的で多くの人を魅了してやまない。
学生時代の研究が、オーロラの発光現象(詳しく言うと分子の励起現象)だったこともあり、一度は見てみたいと常々思う。下記の写真は、宇宙飛行士のドナルド・ペティ氏が、国際宇宙ステーションから手持ちカメラで撮影したオーロラの様子だ。
地球から見るのとはまた違った神々しさがある。
昔は神の産物とされていたオーロラも、実は非常に科学的な理由で輝いている事が分かる。
地球は、太陽から荷電粒子(プラズマ粒子)を含んだ太陽風を常に浴びている。
昔は神の産物とされていたオーロラも、実は非常に科学的な理由で輝いている事が分かる。
地球は、太陽から荷電粒子(プラズマ粒子)を含んだ太陽風を常に浴びている。
太陽風をまともに浴びたら人間はひとたまりもないが、地球の地場がそれを防いでくれている。
しかし地場の発信源である地軸(南北極)には隙間ができるため、太陽風の荷電粒子がに入り込んでしまう。
太陽風が地球に入り込んだ際に、荷電粒子と大気中の分子(酸素分子や窒素分子)とが衝突する。
そうすると、分子がエネルギーを受けたり、分子中の電子が弾き出されたりすることにより、不安定になった分子は光としてエネルギーを発する。
そうすると、分子がエネルギーを受けたり、分子中の電子が弾き出されたりすることにより、不安定になった分子は光としてエネルギーを発する。
これを物理の世界では励起と言い、この現象こそがオーロラの源なのだ。
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