2008年2月5日火曜日

マイクロソフトのヤフー買収とエキサイティングな日々




連日、日経やIT関連のNEWSで賑わっているマイクロソフトによるヤフー買収提案。

マイクロソフトは非常に高評価(高値)でヤフーに買収提案を申し出ており、近年グーグルに圧倒的シェアを奪われ苦戦している状況を踏まえるとヤフー側は応じるであろうというのがおおよその見解。

ただ、以下2点で問題になっていることがあるそうだ。

まず1点目は、マイクロソフトとヤフーはITと言えども畑違いで、社風が全く異なること。
合併後に、ヤフーの優秀な社員はシリコンバレー内の別会社への移籍、もしくは独立を目指し出て行くことで、社員同士のシナジーが生まれないのではないかという点だ。
中には今回の提案は敵対買収に近いという意見もある。

次に、マイクロソフトは独占禁止法に触れるのではないかと、グーグル側が警鐘していること。
ただこれはアメリカの管理当局は否定しており、WEBの世界ではグーグルが独占的な立場であり、ライバル企業が出現した方が好ましいとのこと。

果たして、ハード・ソフト分野の巨人マイクロソフトは、WEBの世界の実権を握れるのか。


で、気になるのが日本のヤフー。


と、口を塞いでいるが、マイクロソフトの買収が決まれば影響は大きいはず。

ソフトバンクは、元々毎年1,000億円前後の巨額な赤字会社であったが、ヤフーなどの上場子会社の値上がりする株で、なんとかやってきた経緯がある。

一旦黒字化した(様々なやりくりがあったと憶測されている)ものの、ボーダフォンの買収や携帯電話事業への投資など、兆円単位の出費をしているはずなので、単体としては非常に苦しいはずである。

そしてその状況を補っていたのが、日本のWEB世界ではダントツのトップに君臨しているヤフーである。

さらに気になるのは携帯電話市場。

今現在、ドコモ・auともにグーグルの検索エンジンを導入し、モバイルのWEB世界も激変してきている。

グーグルを導入することでモバイルのWEB世界にも広告モデルが確立し、あたらしいビジネスが生まれようとしている。

ソフトバンクのWEB世界はもちろんヤフーであるが、様々なスキームに対してソフトバンクの自由にできなくなると厳しいものがある。

さあ、どーするソフトバンク。

今回は、島根のおじさまに相談しても解決しないかもね。。

ちなみに、グーグルの株価の下落についてもNEWSになっている。
こちらは、そもそもグーグルの株は、実績以上に期待値が大きすぎて異様なまでに金額が上がっていたとも言われていたので、市場的には大きな問題にならないと思われる。

私の中では、今回の買収劇場は非常にエキサイティングで、そして大きく時代が動くことを意味していると思えてならない。


下記参考NEWS


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