沈まぬ太陽 (著)山崎豊子
ドキュメンタリー要素のある映画や本が好きで、先日読んだ「運命の人」が非常に面白かったので、山崎豊子氏の著書を続けて購入。
ホリエモンのブログエントリーにより本書の人気が再燃していたのも購入にきっかけになった。
そして一気に5冊を読破。
「運命の人」同様、取材力とストーリー展開には脱帽する。
政治家や官僚を巻き込んだ裏側の魑魅魍魎な世界をドラマスティックに描いている。
現在とは異なり、高度成長期を過ごしていく主人公は会社のために自身を捧げる。
今にしてみれば、会社に守ってもらう人生しか選べないこと、自身のプライドを貫く事が重要であること、家族は二の次になることは、傲慢でありエゴイストでもある。
しかし、だからこそ御巣鷹山の事故で人事にはせず、自身で大きな責任を感じることもできる。
何をするために、そして誰のために仕事をするのかを考えさせられる。
本書を通して、「正義は勝たない事」「強者を中心に世界が回ること」「既得権益者による自衛行動は強固であること」「情報が操作されること」など様々なことに対して憤る。
しかし本書に書いてあることを鵜呑みにし信じてしまうのもまた違う。
実際に本書へは、「当時激しく対立していた日本航空の労働組合や経営陣の、対立する片側へしか取材活動を行わなかった」「一方に偏った視点から白と黒を別けるような書き方が目立つ」「実在の人物(一般社員)をそれと判るように批判的に書いているため、日本航空の労働組合同士の対立や経営上の対立に恣意的に利用された作品」という批評もあるようだ。 (※wikipedia参照 )
今にしてみれば、会社に守ってもらう人生しか選べないこと、自身のプライドを貫く事が重要であること、家族は二の次になることは、傲慢でありエゴイストでもある。
しかし、だからこそ御巣鷹山の事故で人事にはせず、自身で大きな責任を感じることもできる。
何をするために、そして誰のために仕事をするのかを考えさせられる。
本書を通して、「正義は勝たない事」「強者を中心に世界が回ること」「既得権益者による自衛行動は強固であること」「情報が操作されること」など様々なことに対して憤る。
しかし本書に書いてあることを鵜呑みにし信じてしまうのもまた違う。
実際に本書へは、「当時激しく対立していた日本航空の労働組合や経営陣の、対立する片側へしか取材活動を行わなかった」「一方に偏った視点から白と黒を別けるような書き方が目立つ」「実在の人物(一般社員)をそれと判るように批判的に書いているため、日本航空の労働組合同士の対立や経営上の対立に恣意的に利用された作品」という批評もあるようだ。 (※wikipedia参照 )
テレビや新聞、本をはじめとするメディアには発信者の意図が必ず組み込まれいている。
全くの受身で信じる事は情報操作に巻き込まれている可能性は大きい。
多くの知見を得ながら、様々な視点で情報を取捨選択し、自身の考えで判断することが重要だということを改めて認識させられる。
多くの知見を得ながら、様々な視点で情報を取捨選択し、自身の考えで判断することが重要だということを改めて認識させられる。
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