2011年3月30日水曜日

サマータイム・ブルース by 忌野清志郎

清志郎さんが生きていたら、今の現状について何て言っただろうか。



暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース

(原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは日本人の悪い癖です
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配は要りません)

あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース

電力は余ってる、
要らねえ、もう要らねえ

電力は余ってる、
要らねえ、欲しくない

原子力は要らねえ、
危ねえ、欲しくない

要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、

電力は余っているよ
要らねえ、危ねえ、

引用元:
プロテスト・ソング トロピカル・ソングの傑作集

「サマータイム・ブルース」は1988年8月6日(広島平和記念日)に発売される予定だったが、露骨な原発批判を歌ったため「素晴らしすぎて発売できません」という新聞広告(1988年6月22日付全国紙)と共に発売中止に。
これは、所属レコード会社の東芝EMIかの親会社の東芝が日本の原子炉サプライヤーでもあることから、圧力がかかったと言われている。


しかしファンの後押しもあり、シングル、アルバム共にユニバーサルミュージックから8月15日(終戦記念日)に発売が実現。
シングル・アルバム通じてRC唯一のオリコン1位獲得作品となった。


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