2011年2月15日火曜日

『Jealousy』から20年、Xの元ベーシスト TAIJIを振り返る

1991年にリリースされたアルバム『Jealousy』から20年が経つ。
20年前に『Jealousy』を購入し自宅のオーディオで聴いた時に鳥肌が立ったことを今でも覚えている。
それから何回このアルバムを聴いたことだろうか。
カセットテープだったら確実に擦り切れているだろう。

その年は、オリコンチャート1位、初の東京ドーム公演、紅白歌合戦出場など絶頂期を迎え、Xは日本を代表するバンドへと大きく飛躍した。
しかしその栄光と背中合わせに、ソニーミュージックとの契約解除、ベーシストの脱退、そしてアーティスト名が「X」から「X JAPAN」に変わる大転機へ進んでいた年である。

その大転機を語る上で、脱退したベーシストのTAIJIは外せない。
TAIJIはベースのテクニックに加え、音楽性やファッションなど、その存在感はXの人気に大きく影響を与え、ファンの心に深い足跡を残したからだ。

特にチョッパー、片手タッピングや両手タッピング、さらにはギターのように演奏するベースパフォーマンスは、リズム隊で縁の下の力持ちといったベーシストのイメージを覆し、その姿はとても刺激的だった。
X脱退後に加入したLOUDNESSにてギターを披露したところ高崎晃をも唸らせたり、LOUDNESSの樋口宗孝が脱退直後に「泰司とはフリーでもいいからすぐに音を出したい」と声を掛けていたり、日本最高峰のドラマーそうる透にも「光っているベーシストに今まで何人も会ったけど、泰司は僕の探しているドラゴンボールの1つのようなベーシストだ」と絶賛されていることからも、相当な実力だったことがうかがえる。

こちらが当時のライヴの様子である。

バンドのライヴにベースソロの時間があるのも今となっては珍しいかもしれない。



また、TAIJIはXの楽曲アレンジにも深く関わっており、作曲もしている。
特に『Jealousy』に収録されているVoiceless Screamingは完成度が高い。
こちらは、ギターを披露しているTAIJI、XラストステージのTAIJIが見れるプレミアム映像である。




またファンの間では周知の事だが、「TAIJI」の人生がなかなか壮絶なのである。
2歳の時、親の工場の機械に手を突っ込み、右手中指の第一関節から上を切断している。
よって通常、人差し指と中指の2本で弾くアポヤンド奏法を、人差し指と薬指の2本を使うという変則的なスタイルとなっているのだ。

プロミュージシャンを目指し高校は一年で中退。
X加入後も、1991年頃からスタジオミュージシャンとしての契約になり、1992年1月31日に脱退。
LOUDNESSなど幾つかのバンドで活躍するも、離婚、ホームレス生活、自殺未遂、バイク事故にて足の靭帯を切断、持病のてんかん・脳梗塞の悪化、左足大腿骨頭壊死による人工股関節が外れ歩行困難になるなど、かなり厳しい人生を歩み続けていると言われている。
hideの葬儀で、ケンカで折られた歯をYOSHIKIに見られ、情けからか200万円の金を渡されたことは有名な話し。

その波瀾万丈な人生が垣間見れる吉田豪氏によるインタビューがYouTubeで公開されている。
ただそこでは、ホームレス生活も自殺未遂も捏造だと否定している。
わざとであるにしても吉田豪氏による空気を無視した質問、色々答えられない事情を抱えるTAIJIのストレスなどで、緊迫感のあるインタビューとなっている。
途中でTAIJIが吉田豪氏に中指をたてるなど、見ていて冷や汗がとまらない。
それでも興味のある方はどうぞ。












私たちが想像できない様々なことがあったのだと思われるが、昨年約18年ぶりにX JAPANのメンバーとの共演が実現したことは、ファンとして素直に嬉しかった。

現在、TAIJIはブログやTwitterなどで活動の様子を発信している。
興味のある方はチェックしてみてはどうだろうか。

>
沢田泰司(TAIJI)のオフィシャルブログ【PLAYERS FUTURE】
>
TAIJI SAWADA オフィシャルツイッター


参照
>
wikipedia 沢田泰司
>
wikipedia X JAPAN




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